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2.朝鮮半島の瓦
西暦前108年に、朝鮮半島の北部に漢が楽浪郡をおきました。楽浪郡の中心部は現在の平壌地域です。ここには漢と同じような瓦葺きの宮殿が建てられました。したがってそこに使われた瓦は、漢の瓦そのものといっても良いほどです。

その後、朝鮮半島には高句麗、百済、新羅が国を興します。
いちばん北に国を建てた高句麗の瓦は楽浪の影響を強く受けており、良く似たものが作られます。後になると、中国北朝の影響を受けて蓮弁やパルメットを加えたもの、蓮弁と蓮弁の間に珠文を入れたものなどが作られます。

高句麗の次に国を建てた百済では、中国南朝の影響を受けた蓮華文が用いられます。蓮弁の中に何の飾りももたないあっさりとした文様です。
いちばん遅れて国を建てた新羅では、高句麗と百済両方の影響を受けた文様が用いられます。これら三国が独立していた頃にはまだ軒平瓦は作られませんでした。

7世紀半ば過ぎになって新羅が三国を統一しますが、それから後の新羅の瓦の文様はたいへん賑やかなものとなります。蓮華文もこみいったものになります。顔が人で体は鳥という迦陵頻伽を飾ったりします。軒平瓦もこの頃から作られるようになります。文様の多くは唐華文ですが、葡萄唐草文や飛天なども用いられています。また蓮華文のセンや棟端瓦も作られ、中には緑釉製品も見られます。




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