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4.白鳳時代の瓦

7世紀半ば頃になると、軒丸瓦の蓮弁の中に小さな蓮弁状のものが加わります。これを子葉と呼んでおります。そして軒平瓦に弧を何本か引いて文様としたものが使われるようになります。

7世紀半ばを過ぎると軒丸瓦の文様として、蓮弁が2つずつ1組になった複弁蓮華文が多く見られるようになります。さらに文様面は大きく作られ、蓮子が中央の1個を中心に二重にめぐり、外縁には三角形を連ねた鋸歯文がめぐります。瓦全体が大ぶりに作られ、瓦当の直径が18センチぐらいあります。軒平瓦は重弧文だけでなく、忍冬唐草文を飾ったものが作られます。

7世紀末近くになると、軒丸瓦の外区が内縁と外縁の2つに分けられ、内縁に珠文を、外縁に鋸歯文をめぐらすというように、文様がだんだん複雑になります。軒平瓦の文様は忍冬唐草文が変化した波状の唐草文、それも一方向に反転していく偏行唐草文が多く使われます。外区には、上に珠文を、脇と下に鋸歯文をというように、こちらも文様が複雑になります。

このように、7世紀後半はいろいろな文様が作られますが、それだけ寺造りが盛んに行われたことを示しています。持統天皇の頃には、全国でおそらく500か寺近く建てられただろうと考えられています。そして藤原宮で瓦葺き宮殿が建てられ、寺以外に瓦が茸かれた建物の初めてのものとなりました。

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